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2024年3月14日 新築現場

家の常識は変わり続ける

暖房用床下エアコン

少し前なら、家の空調は各部屋にエアコンをつけるというのが常識というか当たり前というか、選択の余地がほぼなかったと思います。ところが、最近では全館空調で、各居室ではなくどこかエアコンがあってダクトで細部まであったかい空気や冷やした空気を届けるといった空調もあります。

でも、システムが複雑になるとメンテナンスが難しかったり、それ以前に施工が困難だったりと良い面だけではありません。そのシステム作ってるメーカーが10年後もあるとは限らないし・・・
なので、空調や換気のシステムは極力シンプルで取り換えることを前提に計画してます。
家の性能を上げて、エアコンの数を減らすことで、建設時のコストと維持費、交換時のコストが抑えられればと、空調と換気の計画には力を入れてます。
その空調計画の一つが、この床下にエアコンの暖気を送り込んで基礎の中を暖めて各所に設けたガラリ(床に設けた穴)から暖気を上げる「床下エアコン」

特別な設備を使うわけではなく、どこでも手に入る壁掛けエアコンで基礎の中を暖めるだけといういたってシンプルな空調。
しかし、実際に1台のエアコン(2.5k8畳用)で家全体が温まるのかは電源入れるまでドキドキします。(計算して必要なエアコンの大きさは選んでます)
それに、基礎はコンクリートなので、なかなか温まらない。なので電源を入れた初日は、あまり温度が上がりません。2日目以降徐々に温度が上がり、約20℃の室温になり快適温度になり一安心。

家によって、温度変化が違うので、今後お客様にデータをもらいながら、最適なエアコンの運用方法を探っていくようになります。


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