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2024年3月1日 日々の生活

賃貸物件の高性能化

先日、知り合いの方が取り組まれた、高性能賃貸物件の見学のお誘いを受けました。
ものすごく興味のあることだったのですが、どうしても予定が合わずに行かれませんでした。
機会があれば、話だけでも聞きに行きたい。

なぜ賃貸物件にも高い性能が必要なのか?
これも耳に入ってきた話なのですが、新築の住宅を建てた方が、「ZEH基準の断熱性能にしてもらったから、家の中がすごく温かい」と言われてました。
そのお宅を否定するわけではないのですが、UA値0.6程度で温かいかな?と思ってしまいます。
温かいと思うのは、その前に住んでいた賃貸物件なり、実家が寒すぎるからではないかと思います。

ようやく、日本にも省エネ基準の適合が義務化されます。その適合の基準がUA値で0.87・・・低すぎる。

資料によっては、この基準を「、2022年3月まで最高等級だった等級4は実質、最低等級になり、それ未満の住宅は建築することができなくなります。」とか記載されていて、なんだかすごい高い基準になったように見えますが、まったくもってそんなことはなく、めちゃくちゃ低いハードルだと思います。これを機にどんどん家の性能が上がればよいのですが。

話は戻りますが、賃貸物件。大家さんとしては、安く建てて家賃が早く回収できることが理想だと思います。そのため、賃貸物件に性能を求められることは今まで聞いたことはありませんでした。
そのため、そこそこの断熱性能の新築住宅に入居すると、とても暖かく感じます。
でも、0.6程度では、省エネの点からも、快適の点からもまだまだといった数値だと思います。
高い断熱気密の建物で過ごす機会があれば、その快適性から性能の低い生活には戻れないはず。しかし、体験できないのだからその快適性を知ることもできない。言葉だけではなかなか伝わらないの高性能な家での快適な暮らし。

そのような意味からも知り合いの取り組まれた高性能賃貸物件。これからのカーボンニュートラルに向けて小さいけど、とても大きな意味のあるお仕事をされたと思います。


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