住まいのブログ
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【豊栄の家】⑫仏間の雰囲気を受け継ぐ、組子天井のある空間づくり

代表取締役写真
記事の監修 代表取締役 森本 一喜

1974年10月13日生まれのO型。平和主義者のてんびん座。生粋の地元人で、八本松小学校、八本松中学校、賀茂高校、福山大学を卒業。大工として弟子入りし修行を積んだ後、6年後に独立。その後、二級建築士を取得し、設計事務所を立ち上げる。現在はホームクリエたくみで設計・施工・管理を担当し、お客様が心から喜びを感じる家づくりのお手伝いをしている。 プライベートでは三姉妹の成長を見守る父として日々奮闘中。

1974年10月13日生まれのO型。平和主義者のてんびん座。生粋の地元人で、八本松小学校、八本松中学校、賀茂高校、福山大学を卒業。大工として弟子入りし修行を積んだ後、6年後に独立。その後、二級建築士を取得し、設計事務所を立ち上げる。現在はホームクリエたくみで設計・施工・管理を担当し、お客様が心から喜びを感じる家づくりのお手伝いをしている。 プライベートでは三姉妹の成長を見守る父として日々奮闘中。

前回は、二世帯で暮らす間取についてお伝えしました。
今回は、豊栄の家の中でも印象的だった「仏間」についてです。

 

この仏間には、格子状に組まれた組子天井や山水画の襖、彫刻欄間など、

古い家ならではの意匠がありました。

 

お客様からも、この仏間の雰囲気はできるだけ残したいというご要望がありました。

私としても、この家らしさを感じる大切な場所だと思いました。


▶ 【豊栄の家】⑪ 二世帯で暮らすための間取り。壁一枚の重さ

仏間に残る、古い家ならではの意匠

最初に現地調査で仏間を見たとき、まず目に入ったのが組子天井でした。

リノベーション前の仏間にあった組子天井。格子状の意匠が印象的な天井

天井の格子、山水画の襖、彫刻欄間、仏壇まわりの落ち着いた雰囲気。

この部屋には、長く暮らしてきた家の記憶がありました。

 

お客様からも「この雰囲気はできるだけ残したい」というご要望があり、

私としても、この仏間の意匠は活かしたいと考えました。

 

組子天井のある空間として整える

仏間の印象は、天井だけで決まるものではありません。

襖、欄間、床、壁、仏壇まわりの色合いが合わさって、ひとつの空間になります。

 

今回のリノベーションでは、組子天井のある仏間の雰囲気を受け継ぎながら、

新しい杉板の床や珪藻土の壁とも自然に馴染むように整えました。

 

大切にしたのは、古い家ならではの落ち着きと、

新しい住まいとしての心地よさが、違和感なく共存することです。

 

襖や欄間と調和する仏間へ

リノベーション前の仏間。山水画の襖と彫刻欄間がある落ち着いた空間

工事前の仏間の様子です。
山水画の襖と彫刻欄間が、この部屋の落ち着いた雰囲気をつくっていました。

 

完成後の仏間。山水画の襖と彫刻欄間、杉板の床が調和している

完成後も、山水画の襖や彫刻欄間が仏間の印象を引き締めています。

明るい杉板の床や珪藻土の壁と合わせることで、落ち着きのある空間になりました。

 

完成後の仏間

完成後の仏間全景。組子天井のある空間と山水画の襖、無垢杉の床が調和している

完成後の仏間全景です。

組子天井のある落ち着いた雰囲気、山水画の襖、彫刻欄間、仏壇まわりの黒い漆の色。

そこに無垢杉の床や珪藻土の壁が加わり、明るさと落ち着きが

ほどよく調和した空間になりました。

 

今回の仏間は、お客様の「残したい」という想いと、

私の「この家らしさを活かしたい」という考えが重なった場所です。

 

古い家に残る意匠を、これからの暮らしの中で自然に感じられるように整える。

豊栄の家の仏間は、そのことを感じられる空間になりました。

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