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注文住宅のコストダウン方法をご紹介。OK・NGのコストダウン方法とは?

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記事の監修 代表取締役 森本 一喜

1974年10月13日生まれのO型。平和主義者のてんびん座。生粋の地元人で、八本松小学校、八本松中学校、賀茂高校、福山大学を卒業。大工として弟子入りし修行を積んだ後、6年後に独立。その後、二級建築士を取得し、設計事務所を立ち上げる。現在はホームクリエたくみで設計・施工・管理を担当し、お客様が心から喜びを感じる家づくりのお手伝いをしている。 プライベートでは三姉妹の成長を見守る父として日々奮闘中。

1974年10月13日生まれのO型。平和主義者のてんびん座。生粋の地元人で、八本松小学校、八本松中学校、賀茂高校、福山大学を卒業。大工として弟子入りし修行を積んだ後、6年後に独立。その後、二級建築士を取得し、設計事務所を立ち上げる。現在はホームクリエたくみで設計・施工・管理を担当し、お客様が心から喜びを感じる家づくりのお手伝いをしている。 プライベートでは三姉妹の成長を見守る父として日々奮闘中。

なぜ?注文住宅のコストがどんどんかさむ原因とは

注文住宅の打ち合わせが進むほど、「気づけば予算をオーバーしていた…」ということが起こりがちです。
こだわりを叶えたい気持ちはとても大切ですが、実は“ちょっとした選択”や“判断のタイミング”が積み重なり、最終的に大きなコスト増につながることがあります。
ここでは、注文住宅を検討する際になぜコストが膨らんでしまうのか、その要因をわかりやすく整理し、ムダな出費を防ぐためのポイントを解説していきます。

あまりにも予算が少ない

「こだわっていないつもりなのにコストが膨らむ…」と感じている方に是非知っておいてほしいのが、 “はじめに立てる予算そのものが相場よりも低め”という落とし穴です。
実際に、令和5年度の調査では全国平均の注文住宅総費用が約5,800万円となっており(https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001767858.pdf)、もしそれを下回る予算で計画を始めていたとしたら、一つひとつの仕様を決めるたびに差額が少しずつ積み重なってしまうのは自然な流れと言えます。
まずは「自分たちの予算が全国・地域の平均に対して妥当か」を、土地+建物+諸費用を含めて見直してみましょう。

 

優先順位を決めていない

注文住宅で予算が膨らみやすい理由のひとつが、「優先順位を決めずに打ち合わせを始めてしまうこと」です。
特に“人生に一度の家づくりだから後悔したくない”という気持ちが強いほど、打ち合わせの中で出てくる魅力的な提案を「せっかくなら…」とすべて採用したくなってしまいます。

しかし、最初に“絶対に外せないポイント”と“余裕があれば叶えたいポイント”を整理しておかないと、気付けば必要以上のグレードアップや、後からの仕様変更が重なり、予算オーバーにつながってしまいます。
家づくりの成功には、感情に流されすぎず、冷静に判断できるよう、最初に「我が家の優先順位リスト」をつくっておくことが大きなポイントです。

建てた後の費用を考慮していない

家づくりでは“今”の建築費に目が向きがちですが、実は見落とされやすいのが 建てた後にかかるランニングコスト です。
予算を抑えるために性能や設備を必要以上に下げてしまうと、住み始めてからの光熱費やメンテナンス費が増え、結果的にトータルでは大きな出費になってしまうケースが少なくありません。

たとえば断熱性能を下げて初期費用を抑えた場合、冬は暖房が効きにくく、夏は冷房が逃げやすいため、毎月の電気代が高くなります。
また、外壁・屋根・給湯器などの耐久性やグレードによっては、10年・15年後にまとまった修繕費が必要になり、予算オーバーの原因になることも。

つまり、建築費だけを見て「安く抑えたつもり」が、住んでからの費用で逆に損をする ケースが多いのです。
家づくりの予算は「建てるまで」ではなく、「建てた後の10年・20年を含めた総合的なコスト」で考えることが重要です。

国や自治体の補助金・助成金を含めていない

注文住宅の予算を立てる際に意外と見落とされやすいのが、国や自治体の補助金・助成金を計画に入れていないことです。本来であれば、エネルギー性能向上や省エネ設備、子育て支援などに対して、年間を通してさまざまな制度が用意されています。
これらを上手に活用すれば、数十万〜数百万円の負担軽減につながる場合も少なくありません。

しかし、補助金の存在を知らなかったり、「手続きが難しそう」という理由で最初から検討に含めていないと、本来受けられるはずだった支援を逃してしまい、結果的に予算オーバーにつながることがあります。
特に、省エネ基準適合住宅や高性能な断熱材・窓などは補助金対象となるケースが多く、性能を上げても実質的な負担は減らせる可能性があります。

つまり、補助金を知らずに予算を組むことは、“損をしながら家づくりを進めてしまう” ことと同じなのです
計画の初期段階で、国や自治体の最新の制度を確認し、どの補助金に該当するかを把握しておくことで、賢く予算をコントロールすることができます。

設計内容を何度も変更している

家づくりの打ち合わせでは、「やっぱりこっちの間取りがいいかも」「この仕様も気になる」と、後から変更したくなることがよくあります。
その気持ちは大変わかります。
しかし、設計内容を何度も変更することは、そのままコストアップにつながる大きな要因です。

設計変更が発生すると、

  • 新しい図面の作成
  • それに伴う再見積もり
  • 採用する設備や材料の変更手続き
  • 工程の調整や職人さんへの依頼し直しなど、見えない部分で多くの作業が発生します。

これらの作業には手間と時間がかかるため、変更手数料や追加費用が必要になる場合が多く、結果として総額が上がりやすくなります
また、工事が始まった後の変更はさらに費用が膨らみ、場合によっては施工のやり直しが必要となり、数万円〜数十万円規模の追加費用になることも。

家づくりをスムーズに進め、無駄なコストを抑えるためには、初期段階で方向性をしっかり固めることと、優先順位を明確にしておくこと がとても重要です。

グレードアップをしすぎている

注文住宅では、キッチン・浴室・外壁・床材・窓など、あらゆる設備や仕上げに「標準仕様」と「オプション」が存在します。
打ち合わせを進める中で、「せっかく新築だし」「一生に一度だから」という気持ちが働き、気づけば多くの項目をグレードアップしてしまうことがあります。

しかし、必要以上のグレードアップは、最も分かりやすいコストアップの原因 のひとつです。たとえば、

  • キッチンをワンランク上げるだけで10万〜50万円
  • 外壁材を高グレードにすると数十万円

といったように、ひとつひとつの差額は小さく見えても、積み重なると数百万円単位で増えていきます。

特に注意したいのは、「グレードアップ=住み心地の改善」ではない場合もある という点です。
デザイン性を重視したオプションが必ずしも暮らしの快適さにつながるとは限らず、逆に、性能はそのままで見た目だけの違いに数十万円かかることもあります。

家づくりで大切なのは、
“本当に必要な部分にしっかり予算を使い、優先順位の低い部分は標準で十分にする”というバランス感覚です。すべてを高グレードにするのではなく、暮らしに直結する部分から優先的に予算を配分することで、無理のない家づくりができます。

注文住宅で問題のないコストダウンの方法とは

注文住宅で賢くコストを抑えるには、「必要な性能や快適性を損なわず、無理のない範囲で工夫すること」が大切です。
コストダウンというと“安くする=質が下がる”というイメージがあるかもしれませんが、実はそうとは限りません。たとえば、同じ性能を確保しながら素材や仕様の選び方を工夫するだけでも、十分に費用を抑えることができます。

また、間取りのつくり方や設備の選定方法、優先順位の整理などによっても、快適な住み心地を維持したままコストを下げることは可能です。ここでは、暮らしの質を落とさずに実現できる“問題のないコストダウン方法”について詳しくご紹介します。

建物の形状をシンプルにする

注文住宅のコストを抑えるうえで効果的なのが、建物の形状をシンプルにすること です。建物の形が複雑になるほど、屋根や外壁の面積が増え、使う材料や施工手間が大きくなります。その結果、工事費が高くなりやすく、予算を圧迫する原因となります。

たとえば、凹凸の多い外観や、L字型・コの字型・吹き抜けを多用したプランは、デザイン性は高いものの

  • 外壁の面積が増える
  • 屋根形状が複雑になり使う部材も増える
  • 気密・断熱の施工手間が増える
  • 部材が特注になりやすい
    といった理由から、コストアップに直結します。

一方で、総二階や平屋でも長方形に近い形状のような「シンプルな箱型」 は、材料の無駄が少なく、施工性も高いためコストを抑えやすく、構造的にも安定しています。そのうえ、間取りの自由度も高く、デザイン次第でスタイリッシュな外観に仕上げることも可能です。

つまり、シンプルな形状は“コストダウンしながら質を落とさない”ための代表的な方法。デザインとコストのバランスを取りやすい選択肢として、多くの家づくりで採用されています。

間取りをシンプルにする

建物の形状と同じように、間取りをシンプルにすること も効果的なコストダウン方法のひとつです。間取りが複雑になるほど、壁・ドア・廊下・配管・電気配線などが増え、必要な材料と施工手間が大幅に増えてしまいます。

たとえば、

  • 部屋数が多い
  • 行き止まりの廊下が多い
  • デッドスペースが点在する
  • 無駄な出入り口や収納が多い
    といった間取りは、見た目以上にコストを押し上げてしまう要因になります。

一方で、導線が整理されたシンプルな間取り は、壁や建具の数が少なくなるため、材料の無駄が出にくく、施工時間も短縮できます。また、水まわりを一カ所にまとめることで配管距離が短くなり、給排水工事のコスト削減にもつながります。

さらに、シンプルな間取りは家事導線がスムーズで使いやすく、将来のメンテナンス性も高いというメリットも。
つまり、間取りの工夫は“コストダウン”と“暮らしやすさの向上”を同時に叶えられるポイント です。

水回りをまとめる

先の説明と重複するところもありますが、キッチン・洗面脱衣室・浴室・トイレなどの水まわりを近くに集めることは、注文住宅のコストダウンで非常に効果の高い方法です。水まわりが離れて配置されると、給排水管・換気ダクト・給湯配管などの経路が長くなり、その分だけ材料費と工事費が増えてしまいます。

逆に、水まわりをひとつのゾーンにまとめることで、

  • 配管距離が短くなる
  • 壁内に通す配管が少なくなる
  • 給湯器からの湯の立ち上がりが早くなり、省エネにも有利
  • メンテナンス時の点検がしやすい
    といったメリットが生まれます。

たとえば、キッチンと洗面室が遠く離れている場合、床下や壁内を長い距離で配管する必要があり、その分だけ手間も材料も増えます。また、トイレを1階と2階に設置する場合でも、縦に一直線上になるよう配置することで、施工性が良くなりコストを抑えることができます。

さらに、水まわりが集中していると、日々の家事動線が短くなり、洗濯・料理・掃除がしやすい「家事ラク動線」につながるのも大きな魅力です。

つまり、水まわりをまとめることは、コストダウンと暮らしやすさの両方を叶える効果的な設計手法と言えます。

標準仕様を取り入れる

注文住宅のコストを抑えるために有効なのが、標準仕様(ベースグレード)を積極的に活用すること です。標準仕様は、施工会社が多くの現場で採用してきた実績があるため、仕入れ価格が安定しており、施工性も高く、コストパフォーマンスに優れています。

一方で、オプション仕様や特注品を多く採用すると、

  • 材料費が高くなる
  • 施工方法が特殊になり手間が増える
  • 納期が長引く
    といった理由で、費用が大きく膨らむ傾向があります。

標準仕様だからといって“質が低い”わけではありません。むしろ、施工会社が「コストと性能のバランスが良い」と判断したものを標準にしていることが多く、住み心地や耐久性に問題のないものがほとんどです。
弊社でも、各メーカーに掛け合って、「これを標準仕様にするので、金額を下げて!」といった地道な交渉をして、良いものを少しでも安く提供できるようにしています。

よって、あれもこれもオプションにせず、標準仕様を賢く使うことは、品質を維持しながらのコストダウンに最も効果的な方法のひとつ
こだわりたい部分だけを厳選し、その他は標準仕様にまとめることで、メリハリのある家づくりが実現します。

住み始めてからで良いものは後回しにする

注文住宅では、家を建てる段階で「あれもこれも揃えて完成させたい」という思いが強くなりがちです。
しかし、“今すぐ必要ではないもの”は、住み始めてから整えていくという考え方も、賢いコストダウン方法のひとつ です。

すべてを新築時に完璧にしようとすると、当然その分コストが一気に膨らんでしまいます。
しかし、実際の暮らし方は「住んでみないと分からない」部分も多く、後からの方が必要なもの・不要なものが冷静に判断できるケースが非常に多いのです。

たとえば、以下のようなものは後回しにしやすい代表例です。

  • カーテンレールや高級カーテン
  • 外構の植栽や細かなエクステリア
  • 室内の飾り棚やアクセントクロス
  • 追加の収納家具
  • 庭のライトアップ・デッキ・物置
    などは、入居してからの暮らし方に合わせて整えた方が、無駄がありません。

ポイントは、「後回しにしても暮らしの質に大きく影響しない部分かどうか」。
逆に、構造・断熱・耐震・窓性能など、後から変更できない部分は最初にしっかり投資すべきです。

つまり、
“必要なものは最初にしっかり、不要かどうか迷うものは後で判断する”
というメリハリが、無理のない予算で満足度の高い家づくりにつながります。

後回しにしてもよい部分をうまく整理し、今すぐ必要なものとのバランスを取ることで、賢くコストダウンできるのです。

エアコンや照明器具は自分で手配する

エアコンや照明器具を自分で選び、別途手配する という選択肢があります。家電量販店やネットショップでは価格競争が活発なため、同じ機種でも住宅会社経由より安く購入できることがあり、結果として総額のコストダウンにつながります。

たとえば、

  • エアコンは量販店のセール時期に大幅値引きがある
  • 照明器具はネット通販で型落ちモデルが安く手に入る
  • デザイン性の高い照明を、自分の好みに合わせて選びやすい
    といったメリットがあります。

注意点として、

  • 取り付け費用が別途必要になる場合がある
  • 家全体の電気配線計画に合わせる必要がある
  • 保証やアフターサービスが住宅会社ではなく購入先になる
    という点は押さえておくべきです。

とはいえ、エアコンや照明は 後から取り付けがしやすい設備 のため、無理に新築時にすべて揃えず、自分で手配することで柔軟に費用を調整できます。

つまり、性能や住み心地に影響しにくい“後から取り替えられる設備”は、購入方法を工夫するだけで賢くコストダウンできる部分 なのです。

ただし、施工する工務店やハウスメーカーとよく話し合う必要はあります。

注文住宅で避けるべきコストダウンの方法とは

家づくりでは、できるだけ予算を抑えたいと思うのは当然のことです。
しかし、コストダウンには“やっても問題のない方法”と“絶対に避けるべき方法”があります。

特に、構造や断熱性能など、将来の暮らしや安全性に大きく関わる部分まで削ってしまうと、建てた後に後悔したり、結果的に修繕費がかさんで大きな負担になることも少なくありません。
ここでは、短期的な金額だけにとらわれず、長く安心して暮らすために避けるべきコストダウン方法について分かりやすく解説していきます。

安全性に関わる部分は妥協しない

注文住宅のコストダウンを考えるうえで、最も注意しなければならないのが “安全性に関わる部分を削ってしまうこと”です。構造・耐震・防水・断熱・気密などの家の根幹となる要素は、あとから簡単には改善できず、妥協すると将来的に大きなリスクにつながります。
これらは“今、建てているとき”には見えづらい部分ですが、実際には命と資産を守るための最重要ポイントです。
短期的に数十万円を節約できても、後の修繕でそれ以上の費用が発生したり、構造的な弱さによる大きな損失につながることもあります。

コストダウンを考える際は、
「構造・断熱・防水・気密」などの“家の土台部分”は絶対に削らない
という姿勢が大切です。
安心して暮らせる家をつくるためには、目に見えない部分こそ、しっかり投資しておくべきです。

省エネ性は補助金・助成金を確認する

注文住宅で省エネ性をどこまで高めるかを考えるとき、必ずチェックしておきたいのが 国や自治体の補助金・助成金の条件 です。
補助金には、「断熱性能が一定基準を満たす場合に支給されるもの」や「性能をもう一段階高めることで上位枠の補助金が使えるもの」など、さまざまな制度があります。

たとえば、

  • 断熱性能(UA値)を少し上げる
  • 樹脂窓や高性能サッシを採用する
  • 断熱材の厚みやグレードを見直す
    といったわずかな性能アップを行うことで、“より多くの補助金を受けられる”ケースも珍しくありません。

つまり、初期コストが少し増えたとしても、 補助金で実質的な負担が減ったり、住み心地や光熱費メリットも上がったりと、
「投資以上のリターンが返ってくる」 可能性があるのです。

逆に、補助金を確認せずに省エネ性能を最低レベルで抑えてしまうと、
本来もらえたはずの数十万〜数百万円の補助金を逃してしまい、
結果として家計にとって損になることも。

省エネ性能は、“ただ上げればいい”わけではありません。
「補助金がどこまで使えるか」をセットで考えることで、
実質負担を抑えながらワンランク上の省エネ性を手に入れることができます。

家づくりの初期段階で、施工会社と一緒に最新の補助金条件を確認し、
「補助金で得をしながら性能を上げる」という視点を持つことが大切です。

コストは長期的な視点でも考える

注文住宅では、どうしても“今の建築費”だけに意識が向きがちですが、コストは長期的な視点で考えることがとても重要です。
目先の費用を抑えるために性能や仕様を必要以上に落としてしまうと、建てた後に思わぬリスクや追加負担が生じることがあります。

たとえば、断熱性能を下げることで初期費用は数十万円抑えられても、

  • 結露発生
  • カビ・ダニの繁殖
  • 木材の腐朽による耐久性低下
  • 光熱費が毎月高くなる
    といった暮らしの質を下げる問題や、構造に関わる深刻なダメージにつながることも。

これらのトラブルは、後から改善するために断熱改修・内装補修・結露対策・設備交換など、大きな費用がかかり、結局は当初の節約分を大きく超える出費になってしまいます。

また、外壁・屋根・設備などの耐久性を落としてしまうと、

  • 10年以内に修繕が必要
  • 設備寿命が短く交換時期が早まる
  • メンテナンスサイクルが短くなる
    といった 将来のメンテナンスコスト が膨らみ、トータルでは損をするケースが多くあります。

つまり、
「今の建築費が安い=将来もお得」ではありません。
本当に見るべきなのは、
建てた後の10年・20年・30年を含めた“生涯コスト(ライフサイクルコスト)” です。

長期的な視点で考えることで、

  • 結露しにくい断熱仕様
  • 長持ちする外壁・屋根材
  • 光熱費の安い省エネ設備
    など、“最初にしっかりお金をかけるべき部分”が明確になります。

家づくりは単なる建築費の比較ではなく、
「建てた後のコストまで抑える賢い選択」 が大切です。

水回りのグレードは必要以上に下げない

コストダウンを考える際、水まわり(キッチン・お風呂・洗面・トイレ)は「とりあえず安いものでいい」と思われがちです。しかし、水まわりは毎日必ず使う場所であり、しかも「使い勝手」「衛生面」「ランニングコスト」に大きく影響するため、必要以上のグレードダウンは後悔につながりやすい、毎日の暮らしに直結する大切な部分。
だからこそ、必要以上にグレードを下げてしまうと、後からの後悔につながる可能性が高くなります。

初期費用だけでなく、
“使い続ける10年・20年のコストと快適性”
を基準に選ぶことで、賢く満足度の高い家づくりができます。

防犯対策は妥協しない

防犯対策は家族の安全に直結するため、注文住宅のコストダウンで妥協してはいけない部分です。窓や玄関の防犯性能を落とすと侵入されやすくなり、被害後の精神的・金銭的負担は非常に大きくなります。また、防犯対策を後から追加するのは割高になりやすく、新築時にしっかり備える方が効率的です。

毎日の安心を守るためにも、防犯に関わる部分は必要な性能を確保しておくことが重要です。

コストダウンしながら住みやすい注文住宅はホームクリエたくみへ

家づくりでは、無理のない予算の中でどう快適性や性能を確保するかが大切です。ホームクリエたくみでは、構造・断熱・気密といった“削ってはいけない部分”はしっかり守りながら、間取りの工夫や素材選び、標準仕様の活用などで、賢いコストダウンを実現しています。東広島の気候に合わせた家づくりの知識と、自社施工ならではの適正価格で、「予算内で住みやすい家」をご提案します。

 

まとめ

注文住宅は、コストをただ下げれば良いわけではありません。
大切なのは、削るべき部分と、絶対に妥協してはいけない部分を正しく見極めること
そして、限られた予算の中でも、家族が安心して快適に暮らせる住まいを実現するための“最適な選択肢”を一緒に考えてくれるパートナーを見つけることです。

 

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