広島県芸北の高校男子寮へ。廃校利用の裏側にある「厳しすぎる生活環境」の現実
1974年10月13日生まれのO型。平和主義者のてんびん座。生粋の地元人で、八本松小学校、八本松中学校、賀茂高校、福山大学を卒業。大工として弟子入りし修行を積んだ後、6年後に独立。その後、二級建築士を取得し、設計事務所を立ち上げる。現在はホームクリエたくみで設計・施工・管理を担当し、お客様が心から喜びを感じる家づくりのお手伝いをしている。 プライベートでは三姉妹の成長を見守る父として日々奮闘中。
1974年10月13日生まれのO型。平和主義者のてんびん座。生粋の地元人で、八本松小学校、八本松中学校、賀茂高校、福山大学を卒業。大工として弟子入りし修行を積んだ後、6年後に独立。その後、二級建築士を取得し、設計事務所を立ち上げる。現在はホームクリエたくみで設計・施工・管理を担当し、お客様が心から喜びを感じる家づくりのお手伝いをしている。 プライベートでは三姉妹の成長を見守る父として日々奮闘中。
広島県有数の豪雪地帯、芸北を訪ねて
先日、広島県地球温暖化防止活動推進センター様よりお声がけいただき、
県北部・芸北にある高校の男子寮を視察してきました。
当日は、数日前の大雪が嘘のような快晴。
道端にはまだ少し雪が残っていましたが、
日差しには春の暖かさが感じられる日でした。
しかし、ここは近隣にスキー場も点在する、]
広島県内でも有数の豪雪地帯です。
玄関先にずらりと並んだ長靴が、
この地の厳しい冬の日常を物語っていました。
築50年の「廃校」を再利用した寮の現実
こちらの寮は、もともと小学校だった建物を
改修して利用されています。
築50年を超える鉄筋コンクリート造の校舎。
当然ながら断熱性能は無いに等しく、
エアコンも完備されていません。
「夏は暑く、冬はとてつもなく寒い」ことは、
建物に足を踏み入れた瞬間に容易に想像がつきました。
実際にここで生活している学生たちに
「今、何に不便を感じているか?」と
率直な疑問をぶつけてみたところ、
返ってきたのは想像を絶する過酷な現実でした。
学生たちが語る、切実な生活状況
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夏の過酷さ: スポットクーラーが各部屋に配備されたものの、焼け石に水。除湿水が溢れて部屋が水浸しになるのを防ぐため、つけたまま寝ることもできない。
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虫との戦い: 網戸があっても、窓を開ければ大量の虫が侵入してくる。
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凍る洗濯物: 冬場、室内干しをしている洗濯物が凍りつく。その凍った服を着て登校することもあるという。
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制限される暖房: 予算の関係で使える灯油の量が限られており、ストーブの使用は決まった時間のみ。
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防寒対策: 寒さをしのぐため、電気毛布にくるまって机に向かい、勉強に励んでいる。
「仕方ない」で済ませていいのか
町が主体となって運営しているため、
予算の制約があることは理解できます。
生徒数の減少により、高校自体の存続が危ぶまれているという背景もあるでしょう。
しかし、親元を離れ、中には県外から「この学校で学びたい」と
広島を選んで来てくれた子どもたちが、
この環境で3年間を過ごしている事実はあまりにも酷です。
話をしてくれた学生たちは、非常に明るく、
前向きに接してくれました。
だからこそ、大人として、この環境を
「今の時代に合わない美徳」として
見過ごしてはいけないと強く感じました。
私たちにできることは何か
今回の視察は、私たちにとっても
大きな衝撃であり、気づきとなりました。
カーボンニュートラルや省エネの推進も大切ですが、
その根底には「人が健やかに暮らせる環境」が不可欠です。
断熱改修やエネルギー効率の改善など、
私たちの活動や知見を活かして、
この子たちのために協力できることはないか。
「何とかしてあげたい」という強い思いを胸に、
今後どのような支援やアクションが可能か、
真剣に検討していきたいと考えています。
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