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家を買う時 これだけは覚えておきたい大切な数値

2020年7月21日 カテゴリ
代表取締役写真
記事の監修 代表取締役 森本 一喜

1974年10月13日生まれのO型。平和主義者のてんびん座。14歳を筆頭に、11歳、7歳の三姉妹を持つ絶賛子育て中の44歳。八本松小学校、八本松中学校、賀茂高校、福山大学卒という生粋の地元人。大工として弟子入りし修行を積み、6年後に独立、その後二級建築士を取得して設計事務所を立ち上げる。現在はホームクリエたくみで設計・施工・管理を担い、お客様が心から喜びを感じる家づくりのお手伝いをしている。

1974年10月13日生まれのO型。平和主義者のてんびん座。14歳を筆頭に、11歳、7歳の三姉妹を持つ絶賛子育て中の44歳。八本松小学校、八本松中学校、賀茂高校、福山大学卒という生粋の地元人。大工として弟子入りし修行を積み、6年後に独立、その後二級建築士を取得して設計事務所を立ち上げる。現在はホームクリエたくみで設計・施工・管理を担い、お客様が心から喜びを感じる家づくりのお手伝いをしている。

               

夢のマイホーム購入
住んでみないとわからないものは、いろいろあります。

家を建てるまでは 不安
家を建ててからは 不満

となり、その不満の中身は主に

    • 暑い
    • 寒い
    • 暗い
    • 収納が少ない

といったもので、昔からあまり変わらないですね。
「収納が少ない」は建物の大きさや、持っているものに左右されるため家の計画段階から収納や配置を計画することで軽減はできますが、「暑い」「寒い」「暗い」は住んでみないとわからないところもあり、改善することを重視されていなかったように思います。

特に、「暑い」「寒い」はその原因の究明もそれほどされていなかったので
家の中でも

「夏は暑いもの」
「冬は寒いもの」

といった考えがスタンダードのなってしまい、人がいる狭い空間を温めたり、冷やしたりしてしのぐことが「当たり前」でした。

ですが、最近ようやく日本でも「それはおかしいんじゃない?」となって、家にも性能を表す「数値」ができて、目安となる基準もできました。

ここでは、不満の解消につながるこれだけは覚えておきたい「数値」の解説をしていきます。

覚えておきたい数値

覚えておきたい数値は「5つ」あります

    • UA値
    • c値
    • ηAC値
    • ηAH値
    • Q値

UA値

UA値(外皮平均熱貫流率)は

    • 屋根

から逃げていく熱(W)の量を外に接している面積で割ったもので、
「1㎡あたり、その家からどんくらい熱が逃げるか?」
ということがわかる目安の数字で、熱が熱が逃げていく量を表しているので
ここにあらわされる数字が小さいほど、その家から熱が逃げにくいことになります

 

C値

C値(隙間相当面積)は隙間の面積(㎠)を床面積で割ったものになり、
この数字が小さいと隙間が少なく熱が逃げにくいということになります。
ただ、床面積はわかりますが、隙間はどうやって測るの?となりますよね。

今の建物には目に見えるような隙間は存在しません。なので、専門の業者に依頼をして「気密測定」をしてもらうことで初めてわかる数字です。

こんな機械を使って測定します

ηAC値・ηAH値

UA値やC値はずいぶん見かけるようになってきましたが、このηAC・ηAH値は
あまり見かけない数値ですが、とても重要な数値です

これは、日射熱取得率を表していて、お日様の熱がどれだけ入ってくるかを表している数値で、

AC値は冷房をかけている時期
AH値は暖房時期

の違いです。

当然、冷房期には熱は入ってきてほしくないですし、暖房期には極力入ってきてほしいですね。

この数値によって、夏と冬の時期の室内の環境が大きく変わります。

Q値

Q値(熱損失係数)UA値とよく似た使い方をされていますが、UA値が

    • 屋根

から逃げていく熱量の平均値であったのに対して、Q値は

    • 屋根

に加えて、換気で逃げる熱量も加味したもので、建物から逃げる
熱(エネルギー)の総量を延べ床面積で割った数値になります。

平成25年の省エネ基準まで、建物の性能を表す数値はこのQ値が使われていたのですが、それ以降UA値であらわされるようになりました。

現在の住宅では、「24時間換気」の設置が義務となっているので、実際のところ
その換気による熱(エネルギー)の損失を加味している住宅の性能を表すのは
Q値を使う方が適切だと思います。

まとめ

Q値UA値のように普段聞かない数字で住宅の性能を表されてもピンときませんが、そこまで難しいものではありません。

これらの数値を家を建てようとしている方が完全に理解をする必要はないのですが、これらの数値によってその「住宅の性能があらわされている」ことを知っていれば、その住宅のレベルがわかります。

そして、本当に重要なことはこれらの数値を利用すれば、

「建設前(設計の段階)から建物の室内の環境をある程度把握することができる」

ということです。

この地域で、どれだけの数値の家を建てれば、冬に外気温が何度なら室温は何度くらいになるというところまで知ることが可能になります。

「数値が○○」とあらわされれよりも「冬、起きたときのリビングの室温が何℃」といわれた方が分かりやすいですよね。

このように、5つの数値のことを知っていれば、家を建てた後の不満を減らすことができます。

私たちが暮らす東広島で快適に暮らすための理想の数値については

https://home-takumi.com/wp_2019/column/%e6%9d%b1%e5%ba%83%e5%b3%b6%e3%81%a7%e6%96%b0%e7%af%89%e3%82%92%e8%80%83%e3%81%88%e3%81%a6%e3%81%84%e3%82%8b%e4%ba%ba%e3%81%af%e5%bf%85%e3%81%9a%e8%a6%8b%e3%81%a6%e3%81%bb%e3%81%97%e3%81%84-%e9%ab%98/

を参考にしてください

 

 

 

 

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