住まいのブログ
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仕上がると見えなくなる。でも、そこに「美しさの理由」がある。——豊栄の家リフォーム、職人の途中の苦労

代表取締役写真
記事の監修 代表取締役 森本 一喜

1974年10月13日生まれのO型。平和主義者のてんびん座。生粋の地元人で、八本松小学校、八本松中学校、賀茂高校、福山大学を卒業。大工として弟子入りし修行を積んだ後、6年後に独立。その後、二級建築士を取得し、設計事務所を立ち上げる。現在はホームクリエたくみで設計・施工・管理を担当し、お客様が心から喜びを感じる家づくりのお手伝いをしている。 プライベートでは三姉妹の成長を見守る父として日々奮闘中。

1974年10月13日生まれのO型。平和主義者のてんびん座。生粋の地元人で、八本松小学校、八本松中学校、賀茂高校、福山大学を卒業。大工として弟子入りし修行を積んだ後、6年後に独立。その後、二級建築士を取得し、設計事務所を立ち上げる。現在はホームクリエたくみで設計・施工・管理を担当し、お客様が心から喜びを感じる家づくりのお手伝いをしている。 プライベートでは三姉妹の成長を見守る父として日々奮闘中。

リフォーム工事って、完成写真だけ見ると「きれいになったね!」で終わってしまいがちです。
でも実は、完成したら見えなくなる“途中のひと手間”が、仕上がりの美しさと安心をつくっています。

今回の豊栄の家リフォームでも、それを強く感じる場面がありました。

寝そべって作業する理由=“納まり”は最後の数ミリで決まる

屋根の上、しかも細かい形状の部分。
姿勢もきついし、道具も置き場が限られる。風もある。日差しもある。
それでも職人さんは、体を預けるようにしてじっくり作業しています。

この場面、ただ「大変そう」ではなくて、実はものすごく重要です。

  • 雨水が流れる方向を読みながら

  • 下地の状態を確認しながら

  • 防水・板金・仕上げの“つながり”を整えながら

水が入らない納まりと、ラインが乱れない美観は、こういう“地味で細かい工程”で決まります。

完成したら見えなくなる部分ほど、実は難しい。
だからこそ、時間をかけて丁寧にやる価値があるんです。


バケツ・コテ・道具が並ぶ現場は、仕上がりの「準備」が進んでいる証拠

写真1枚目の周りを見ると、材料や道具がいくつも並んでいます。
この段階では「どれだけきれいに塗るか」以前に、

  • 下地を整える

  • 不陸(凸凹)を調整する

  • 角や端部をまっすぐ通す

  • 取り合い(屋根と壁の境目)を丁寧に収める

こういう積み重ねが必要です。

この“準備”をサボると、仕上がりがどうなるか。
短期的には「それっぽく見える」かもしれませんが、数年後に差が出ます。

  • すじが出る

  • ひびが入りやすい

  • 汚れが付きやすい

  • 取り合いから傷みやすい

だから、職人さんは今日も地道に「仕上がりの土台」をつくっています。


スッと通ったライン、清潔感、影の出方——“途中の苦労”が結果になる

仕上がった写真を見ると、もう一目で分かります。

  • 面がきれいに揃っている

  • 角がシャープで、陰影がきれい

  • 白い壁がスッと見えて、屋根のラインも整っている

こういう仕上がりは、材料だけでは出ません。
現場での丁寧な下地づくりと、取り合いの納まりの積み重ねで生まれます。

完成すると「当たり前」に見える。
でもその“当たり前の美しさ”こそ、職人の技術と根気の結果です。


リフォームを検討中の方へ:「見えないところ」を大事にする会社を選んでください

これからリフォームを考える方に、ひとつだけお伝えしたいことがあります。

見積や設備のグレードも大事。
でも、それ以上に大事なのは、見えなくなる工程を丁寧にやるかどうかです。

  • 下地

  • 防水

  • 取り合い

  • 納まり

  • 養生と清掃

こういう部分は、完成後に見えません。
だからこそ、会社の姿勢が出ます。

豊栄の家でも、完成の美しさの裏側には、こうした“途中の苦労”があります。
この積み重ねが、長く安心して住めるリフォームにつながっていきます。

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