STORY住まいのコラム

2020年1月31日

東広島で注文住宅を建てるなら、相場はいくらぐらい?~事例紹介あり

少子高齢化で人口が減少している中、広島県で人口が増加している地域が広島市の安佐南区とここ東広島です。新しくJRの駅ができたり小学校ができたりと活気があり人気のあるエリアです。そのため、東広島は土地の価格が上昇傾向にあります。
どうしても何千万円という大きな買い物になってしまうマイホーム。人気のあるエリアや価格相場は気になります。

東広島市の地域性

東広島は広島県の中央に位置しており、広島市内へもJRで30分程度で通えるため、通勤・通学にも便利であり、広島市内に比べると平地の土地が比較的安いため戸建て志向が高いようです。
ただし、公共交通機関はJRかバスになってしまうため、車はどうしても必要になります。そのため、車を2台以上所有している世帯がほとんどなので、おのずと駐車場は2台以上の確保が必要になります。
そのため、東広島で新しくできる宅地は50坪以上あることが一つの目安になっているようです。

東広島の人気エリア

東広島の中でも人気な高いエリアはやはり、JRの駅の近辺
東広島の駅から広島市内へは30分程度なので十分通勤・通学の圏内です。そのため、駅周辺は人気がありその分、土地の価格も高めです。

その中でも、新しくできた寺家駅周辺や新しくなった西条駅の北側などは人気に比例して土地の値段も上昇しています。寺家駅近辺などは、ここ数年で坪当たり、2~5万円上昇しているように思えます。

例えば、坪当たり2万円土地の価格が上昇すれば、50坪の土地で100万円
土地の値段が上がることになります。かなりの上昇ですね。

通勤もそうなのですが、将来子供がJRで通学することを考えると、やはり、駅の近辺は魅力があるため、まだまだ需要は高まりそうです。

東広島の気候

東広島は主に、内陸部に位置しているため、瀬戸内海の沿岸に比べると最低気温が低く、昼夜の気温差が大きい地域です。

周囲を山で囲まれている「盆地」の形状をしているため、夏は、吹き込む風が弱く、高温多湿の空気がたまり、夜間でも寝苦しい夜が多い。
冬は、晴れる日が多く、日照時間は多いのですが、放射冷却のため最低気温は-5℃以下になることもしばしば。ちなみに、2011年1月31日には観測史上最低気温となる-12.6℃を記録しました。

東広島の暑さ対策

山に囲まれた「盆地」の形状をした東広島で快適なマイホームを建てるためには、東広島の特徴を踏まえた夏の暑さ対策が必要になります。

東広島に限ったことではないのですが、夏場の日中、室内の温度が上がる原因には、
①窓に直接日差しが当たり、直射日光の影響で室温が上がる
②直射日光を外壁が受けて表面温度が上がり、その温度が室内に伝わり室温が                               あがる
この2点が主な原因になります。

①の対策としては、カーテンやレースも一つの対策なのですが、窓の外で日差しを食い止めることが、とても有効です。

例えば、すだれや庇といったものが挙げられます。これらは、昔から使われてきた暑さ対策なのですが、とても理にかなっています。


このほかにも、最近では、サッシの外側につけるロールスクリーンやおしゃれなシェードなども出てきて家の雰囲気に合ったものを選択することができるようになってきました。さすがに、すだれは合わないというお家もありますからね。

このように、窓の外側で、日差しを食い止めると、室内に入ってくる熱の87%をカットすることができます。

②の対策としては、断熱材の強化が挙げられます。性能の良い断熱材を使うことで外壁から室内に熱が伝わりにくくなります。
その他にも、外壁の色を白っぽくすることも有効です。

実測をしてみたところ、黒い外壁は、直接日差しを受けるところで、表面温度は約90℃まで上がっていたのですが、白い壁では約50℃
このことから、壁の色を白にすることが有効なことはよくわかります。

先にも述べましたが、盆地であるため、吹き込む風が弱く、高温多湿の空気がよどんだまま夜になるため、夜間も寝苦しい熱帯夜が続きます。エアコンの風が苦手であったり、光熱費のことを考えて夜は窓を開けて寝ているという家庭もあるかと思いますが、これは「△」

土地が比較的広いため、隣家との距離があるため窓を開けることができるのですが、湿度も温度も高い方から低い方に流れます。そのため、室温よりも外気の方が温度も低く、湿度も低いときには良いのですが、外気の方が高温多湿の夜が多々あります。
特に、就寝前までエアコンをつけていて、室温と湿度を下げていたところに、窓を開けると、風は入ってくるかもしれませんが、高温多湿の風では涼しくはなりません。それどころか、室内環境は悪化してしまします。よって、風の向きや室温を工夫してエアコンをつけたまま就寝することが「better」であると考えられます。

今のエアコンは省エネのことをよく考えているので、部屋の広さや、断熱性能をもとに適切な畳数をを選択すれば、驚くような電気代にはならないはずです。
ならば蒸し暑さを我慢して睡眠の質を下げるよりも少し電気代をかけてでも、しっかりと睡眠をとる方が賢い選択だと思います。我慢をして体調を崩してしまってはいろいろな意味で「損」をしてしまいます。

東広島の冬の寒さ

時には-10℃を下回る、厳しい寒さの東広島では寒さ対策は必須です。
一年で最も寒い1月、2月のの平均気温をみると、東広島は日本海側の松江市や
鳥取市よりも低くなります。

2018年のデータによりますと、松江の平均気温は約3.3℃ 鳥取は約3.4℃
それに対して、東広島の平均気温は約1.6℃松江や鳥取よりもずいぶん寒いことがわかります。

瀬戸内海に面している広島県は、柑橘類を栽培しており、レモンなどが認知されてきて、比較的温暖な気候として全国的にしられています。
しかし、東広島でも内陸部では日本海側よりも厳しい冬を過ごしています。
よって寒さ対策を怠ると快適なマイホームは望めません。

家の中に寒さがどのように入ってくるかがわかっていれば、おのずと寒さの対処方法は決まってきます。

寒さの対策

最近よく、寒さが家の中にどのように入ってくるかを図にしたものを見かけるようになりました。

このように、冬室内の暖かさは、58%が開口部から逃げていきます。
我々のような、家づくりの実務者はついついこのまま、一般の方にこのまま説明していまい、誤解を招くことがあります。
それは、「開口部って、窓開けていたら逃げるに決まっている」と思われてしまうことです。

開口部とは、窓のことなのですが、空いている窓を指してているわけではなく、
窓の存在そのものを指しています。つまり、閉めている窓から、58%室内の
暖かさが逃げていくのです。

上の図の下部の注意書きに「サッシ単体(単板3mm)のケースとありますが、これは、いわゆる昔のペアガラスですらないアルミガラスのこと。
ですので、アルミのペアガラスですと幾分かこの数字は改善されます。

どの程度の改善かというと、単板ガラスの3㎜アルミサッシの性能を示すと

6.51w/㎡・k

という単位であらわされます。これで何がわかるかというと、
1秒当たり、その窓から何wの熱が逃げているかがわかります。

例えば、徳出入りされる引き違いのサッシの大きさは、横幅が約1.6m
高さが約2.0mなので面積は、3.2㎡になります。ここから、このサッシからは
外気が0℃で室温が20℃の場合、毎秒約417wの熱が逃げていきます。

それに対して、アルミペアガラスのサッシだと、性能は

4.65w/㎡・k

このサッシからは、毎秒約298wの熱が逃げています。
なので、単板ガラスのサッシとペアガラスのアルミサッシでは29%の性能の差があることがわかります。

現在、さすがに単板ガラスのサッシを採用している建物はないですが、ペアガラスのアルミサッシはまだ使われています。

これだけの熱が逃げる開口部ですから、ある程度予算をかけてもその後の生活において、光熱費や快適性を考えると十分に元は取れます。なので、アルミと樹脂を使った複合サッシぐらいのレベルのサッシを採用しておきたいところです。

その他の対策として断熱材が考えられます。

断熱材は、北海道や東北地方でその考え方や技術が進んでいます。
そのため、北海道などでは、冬の室内の環境はかなり快適で家全体が暖められています。
そのため、北海道の冬の寒さによる病気の自宅死亡率はとても低く、四国・近畿・中国地方といった比較的暖かい地域の方が死亡率は高くなっています。

このように、室内の快適性を上げるためはもちろん、家で暮らす家族の健康のためにも重要な断熱材ですが、東広島ではそこまで重要視されていないように思われます。

しかし、温暖といわれている広島県ですが、東広島の冬はとても寒いのです。
家を建てる時に断熱材はもっと注目されるべきだと思います。

建築時に性能の良い断熱材を選択し、正しく施工すれば、日ごろの暖房費や冷房費の削減にもなり、ランニングコストを下げることがでるのですが、ランニングコストの削減だけでは、建築費の増加分の元取るには長い年数がかかってしまい、実感は薄いかもしれません。
しかし、断熱性能を上げることで、より良い室内環境で日常生活を送ることができます。その中で、健康が保たれれば、払わずに済む医療費や介護費のことを考えると、断熱材に費用をかけても十分に元は取れます。

キッチンやトイレなどの設備は、その後、交換することは比較的簡単です。しかし、断熱材を入れ替えるとなると、壁や天井、床を一度解体して入れなおす必要があります。
サッシを交換することも外壁を一部撤去して、復旧したり内装に手を加える必要もなります。そのため、大変大掛かりな工事となってしまいます。
そのため、建築時のコストはかかってしましますが、長い目で見ると、断熱材やサッシに費用をかけることには十分な価値があります。

注文住宅のデメリット・メリット

注文住宅のデメリットで上げられることに、まず、「値段が高い」が挙げられると思います。
確かに、分譲住宅に比べると注文住宅は高めです。分譲住宅の値段が低く抑えらえるのは、規格や仕様を統一して、建てる側の都合の良いように建てられているため、値段を抑えることができます。なので、建築した会社の仕様で建てられているので、どこの土地で建てても、ほぼ同じ仕様で建てられています。

一方、注文住宅では、そこの土地に合わせて、設計、仕様を変くすることが可能ですが、その分コストは上がってしまし、価格が高くなってしまします。

注文住宅のメリットとしては、やはり、その土地や生活スタイルに合わせて
設計されるということでしょうか。間取りや、外観だけではなく、断熱材や、サッシも選択することができるので、暑さ、寒さの対策を講じることもできます。

注文住宅を建てる相場

住宅を購入するときは、やはりそれなりの金額になり、一般的には人生で一番大きな買い物になるかと思います。

それでは、大体いくらくらいになるのでしょうか?
住宅金融支援機構『2018年度利用者調査』によりますと、土地を購入して注文住宅を建てる場合、全国の平均で、土地の購入に約1335万円 建設費に約2777万円かけているそうです。

そして、広島県の平均は、土地購入に約1172万円 建設費に2805万円かかっているというデータが出ています。

東広島の中でも人気のあるエリアの土地の相場は、坪当たり20~25万円といったところなので、新しい造成地だとひと区画が約50坪で作られろことが多いので土地は広島県の平均相場に近い金額です。

建設費もしっかりとした寒さ・暑さ対策をしていくと、平均の金額程度はかかると思われます。

注文住宅の実例

ここで弊社の注文住宅の実例を紹介させていただきます。

まず、弊社では必ずその土地の日当たりの状況を検証していきます。

このような造成地で、白抜きの土地が弊社のお客様に提案察せていただいた土地でした。
この図では上が真北になっています。
一般的には、その土地の形状に合わせていくのですが、弊社では、土地ではなく
極力、方位を南に向けて冬の日照を家の中に取り込む設計を心掛けています。

その他にも、使い勝手、外からの目線、夏場の日差しの影響などを周りの建物を配置しながら設計していきます。

こちらが、この土地の1月20日12:00の日当たりのシュミレーションになります。
このように、周りの建物の陰になる部分などを検証して、冬場、最も日の当たる場所にLDKを配置します。その結果、ここには、

このような形で敷地に合わせるのではなく、方位に合わせることで、最大限日照を活用できる案を採用していただきました。

 

これは夏の南側の写真になります。二階の大きな窓の上と1階から2階までに袖壁をつけることにより、西日を防ぐことができ、室温の上昇を抑える効果があります。

外観にこだわったり、キッチンやユニットバスが選べたり、内装のクロスの色が決められることが注文住宅のすべてではなく、お客様のご要望に沿いながら、限られた予算の中で、その土地の持っている特性を最大限生かし快適な生活環境を整えることができることが、注文住宅であると私は考えています。

ホームクリエたくみの家づくり

我々、ホームクリエたくみでは、このように土地を選ぶところから、日照のシュミレーションを行い予算にあった土地の中で自然の力を最大限生かせる土地を探すところからお手伝いさせていただいています。

その後も、家を建てたときに、室内がどのような室温になるか夏と冬で検証を行い、予算の中で作ることのできる「最適解」の家を提案させていただいています。

東広島で25年以上家づくりに携わってきた経験から、家の中の快適な生活を送っていただくためにたどり着いた自然素材の数々。これらをうまく施工できる職人の技術とともに、これからも住んでいただくご家族の快適な生活と健康的な暮らしを提供できるよう努力してまいります。


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