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2024年9月23日 日々の生活

まわりを見渡せば

今日は、ようやく秋らしい朝を迎えられたように思います。
今年の夏は本当に暑かった・・・まだ続かもしれませんが、もう終わってくれたと願いたい。
そんな酷暑の中、気を付けてもらってはいたのですが、暑さが原因で体調を崩してしまった職人さんが数名います。

暑さもありますが、まだまだ元気だと思っていた職人さんたちもふと気づくと、60代~70代。
かくゆう私も、来月には50代・・・そりゃ~まわりも年取るわけだわ
そしてもっと問題なのが、若い職人が圧倒的に少ないこと。
このままでは、爺さんばかりで家づくりをしていかなきゃけなくなる。
一人で現場を任せられるような職人が育つには何年もかかります。現状、若い職人がいないということは、本当にまずい。
やりがいはある仕事ではあるのですが、なり手が居ないのはなぜなんでしょう?
それは、職人では生活ができないから。
職人は自分の責任のもと、会社員に比べると仕事内容は自由が利きます。
ただし、会社員のように守ってくれる会社はありません。けがをしてしまい、仕事を休むとその間の賃金は発生しません。保険も全額自分で負担をしないといけない。若いうちは、体の無理も聞きますが、体力も徐々に衰えてきます。職人が背負う負担があまりに大きい。
その結果、少ない職人でやりくりしている現場で、1人でも体調不良で離脱者が出ると、全体の工程が崩れてしまいます。誰に迷惑がかかるかというと、お客様に迷惑が掛かってしまう。
この非常にまずい連鎖をどこかで止めなければ、近い将来家が建てたくても職人が手配できなくて建てられないと事態を招くことになります。


せめて、弊社にかかわる職人さんたちの生活が向上して、若い人たちに夢を見せられるような姿になってもらわなければと、深刻に考える夏でした。

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